縫殿神社
Nuidono Shrine
応神(おうじん)天皇の頃に、呉の国(今の中国)から兄媛(えひめ)、弟媛(おとひめ)、呉媛(くれはとり)、穴媛(あなはとり)の4名の媛が織物、縫物の進んだ技術を日本に伝える為に招かれました。この中の兄媛は宗像神の求めでこの地に残り、中国の高度な染色、機織り、裁縫の技術を広めたと言われています。
祭神は、この4名の媛と応神天皇、神功(じんぐう)皇后、大歳(おおとし)神でこの神社は日本最初の裁縫の神様であり、この地はデザイン、ファッションの発祥の地と言えます。
この神社には、永享12年(1440年)につくられた梵鐘(ぼんしょう)(県指定有形文化財、宗像大社神宝館(しんぽうかん)に展示)、南北朝時代の大般若経(だいはんにゃきょう)600巻や江戸中期ごろの三十六歌仙絵扁額(さんじゅうろっかせんえへんがく)をはじめとする絵馬があります。
福津市
社前設置説明碑