2015年 07月 24日

媛社神社 福岡県小郡市大崎

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小郡市,宝満川から200m程の所。
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媛社神社。
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七夕神社
 七夕神社は,正式には媛社(ひめこそ)神社といい,肥前風土記(ひぜんふどき)(七三〇年頃)の中に記述があり,当時すでに大崎のこの地に神社がまつられていたことがわかります。祭神は,神社縁起(じんじゃえんぎ)に姫社(ひめこそ)神と織姫(おりひめ)神と記されています。
 また,今から千年以上前の延喜式(えんぎしき)という書物には各地から朝廷に差し出す献上品の一覧表が残ってています。それによると,小郡を含む筑後の国の献上品は米と織物になっており,この地方は織物がたいへん盛んであったことがうかがえます。また,古来織物に携わってきた人々は織物の神として「棚機津女(たなはたつめ)」という機織りの女神を信仰していました。この棚機津女の信仰と中国より伝わった織姫・彦星の物語が混然同化して,織物の神をまつる棚機(七夕)神社として親しまれるようになったと思われます。
 古老の話によれば,「この神社は『七夕さん』として親しまれ,八月六日の早朝から翌七日の朝にかけて,筑前,筑後,肥前一帯から技芸上達のお詣りで大崎に通じる道路は参詣者(さんけいしゃ)が列をなした。」と語っています。
 また,宝満川を挟んでこの織り姫をまつる七夕神社と相対して老松(おいまつ)神社があり,ここに大正十二年の圃場整備(ほじょうせいび)の際に合祀(ごうし)された牽牛社(けんぎゅうしゃ)があります。天の川と同じく南北に流れる宝満川とその両岸ににまつられた織姫と牽牛(彦星)は,天上の物語を地上に配した様になっており,そこには昔の人々の信仰とロマンが感じられます。
 平成五年十二月
 七夕の里振興協会
社前掲示版

神社の言い伝え
 媛社神社の歴史は古く,その起源は1300年前に書かれた「肥前国風土記」にさかのぼります。
「肥前国風土記」に書かれた文章を要約すると次のようなものになります。
 昔,姫社(今の鳥栖市姫方町付近)の地に悪い神がいて,旅する人を多く殺していた。そこで土地の人が困って占ったところ,宗像(今の宗像市付近)に珂是古(かぜこ)と言う人がいて,その人に神の社を祀らせると良いと出た。そこで珂是古は,幡をかかげ,その神がいるところに落ちるように祈祷して幡を飛ばした。幡は風にしたがって飛んで行き,御原の郡の姫社の社に落ちた。(基肄郡姫社郷の条)
この姫社の社が,現在の媛社神社の起源です。
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媛社神社のまつり
 神社の最も大きな行事は,8月6日の「よど」と8月7日の夏祭りです。
「よど」では,夕方から「子ども神輿」が集落の中を巡ります。夏祭りでは,早朝から無病息災を願って「獅子追い」が集落の中を回り,夜には境内に舞台が設置されて演芸会が開かれます。
 境内には全国から送られて来た短冊をつけた笹が飾られ,またたくさんの見瀬も出て,多数の参拝者で賑わっています。

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大崎媛社(ひめこそ)神社
 媛社神社は郷社として,近郷の人々の信仰を集めていました。18世紀中ごろに,土地の庄屋が久留米藩に提出した書類には,この神社は「岩船大明神」と書かれています。
嘉永7年(1854年)に建てられた鳥居の額には「磐船(いわふね)神社」「棚機(たなばた)神社」の文字が並んで書かれています。そのころは,磐船神社,棚機神社と呼ばれていたようです。現在は正式名称を媛社(ひめこそ)神社といいますが,近郷近在の皆さんからは,親しみを込めて「七夕さん」と呼ばれています。

境内掲示説明

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天満神社
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郷社 媛社神社 三井郡小郡村大字大崎字東
祭 神
 媛社神,織女神,菅原神
由 緒
不詳,明治六年三月十四日郷社に列せらる。菅原神は字中屋敷に無格社天滿神社,及中の前に無格社天滿神社として祭祀ありしを大正五年三月十六日許可を得て合祀祭神同一のものに付合靈す。
例祭日
 十二月十六日
神饌幣帛料供進指定
 大正十二年一月十一日
主なる建造物
 神殿,廊下,拝殿,倉庫,社務所
境内坪数
 四百八十坪
氏子区域及戸数
 七十四戸,小郡村大字大崎全區
境内神社
 天滿神社(菅原神)

一の鳥居:「明治二十一年十一月」「媛社神社」「奉獻」
二の鳥居:「奉再建石華表」「□(船の下に石)舩神社 橺機神社」「嘉永七甲寅年月日」1854年
狛犬:基台「文政五壬牛年九月」

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大日本名所図録 福岡県之部


ひもろぎ逍遙:媛社神社(七夕神社)(1)(2)

Panoramio 石津安信:Explorer



福岡県小郡市大崎
June 28,2015

NIKON D3S




by sora07jp2000 | 2015-07-24 04:26 | 神社


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