2015年 01月 29日

三宮神社 福岡県糟屋郡粕屋町酒殿


駕輿丁池南,須恵川北の酒殿(さかど)の集落内。
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三宮(みつのみや)神社。
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三宮(ミツノミヤ)神社

祭 神 玉依姫命 神武天皇 神功皇后

由 緒
 不詳,(一説に太宰府安楽寺御創造日記に長寛二年八月紀元一,一六四年門祭とある)
 明治五年十二月三日村社に定めらる。

祭 礼 毎年十月十八日
    (昔は流鏑馬(ヤブサメ)を執り行へり)

建 物 神殿 木造銅板葺 壱間 壱間半
    拝殿 木造瓦葺 二間 三間
    石鳥居 倉庫二棟

境 内 一七二二坪
    三宮神社 疫神社 祗園神社

氏 子 酒殿 約百三十戸

続筑前国風土記附録(貝原益軒著元禄一六年紀元一七〇三年)
産土なり祭る所三座 大祖権現 宝満明神 香椎大明神なり
昔は三神三所に鎮座し給いしを
何時の頃か一社にあわせ祀る故に三つの宮の号ありとぞ
年移り世は変れど産土の神として其歴史を後世に残さんと茲に碑を刻み建立するものなり

 昭和五十九年三月
   酒殿老人クラブ一同

境内掲示由緒碑

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村社 三宮神社 粕屋郡仲原村大字酒殿字原

祭 神
 玉依姫命,神功皇后,應神天皇
由 緒
 不詳,明治五年十一月三日村社に定めらる。
例祭日
 十月十九日
主なる建造物
 本殿,拝殿
境内坪数
 千七百二十二坪
氏子区域及戸数
 酒殿約百二十戸
境内神社
 疫神社
 祗園神社


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疫神社

疫神社
 この社(やしろ)は,江戸時代中ごろの享保年間(きょうほうねんかん)に,疫病(えきびょう)(伝染病のこと)が流行(りゅうこう)して,多くの死者が出たため,病気(びょうき)にかからないように願(ねが)いをこめて建てられたと伝えられています。
 享保年間は,西日本一帯(にしにほんいったい)で,天候不順(てんこうふじゅん)や蝗(いなご)の害(がい)などによって,不作(ふさく)(米や作物がほとんど収穫(しゅうかく)できない)の年が続き,ほとんどの農民が飢餓(きが)(たべものがないために飢(う)えて体が弱まる)の状態(じょうたい)となりました。
そのうえ,伝染病にかかる人も増(ふ)えて,大ぜいの犠牲者(ぎせいしゃ)がでました。これは,「享保のききん」と呼ばれ,町内でも,これらの人々を供養(くよう)した塚(つか)や塔(とう)がいくつも残(のこ)されています。明治時代の終わりごろまでは,毎年五月八日にお祀(まつ)りが行われ,他の地域(ちいき)の人々も大ぜい参拝(さんぱい)し,露店(ろてん)がでるほどにぎわっていたそうです。

 粕屋町教育委員会
 粕屋町文化財保護委員会

境内掲示板

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御酒殿(みきどの)

御酒殿(みきどの)
 『筑前国続風土記拾遺(ちくぜんこくしょくふどきしゅうい)』には,「酒殿(さかど)」という地名の由来(ゆらい)について,次のような説明(せつめい)があります。
 安楽寺目録(あんらくじもくろく)によると,酒殿村は,七宴席(しちえんせき)の供料所(くりょうしょ)であると記(しる)されている。七宴席とは年に七回行われている神事(しんじ)のことで,酒殿では,この神事に用いる酒を醸造(じょうぞう)して,天満宮(てんまんぐう)に奉納(ほうのう)した。
 神に捧(ささ)げる酒(御神酒(おみき))を醸造する神聖(しんせい)な建物(たてもの)を「酒殿(さけどの)」という。この境内(けいだい)にある「御酒殿(みきどの)」は,神酒を醸造していた場所と考えられる。村の名前も,この酒殿(さかどの)が次第(しだい)に「さかど」と呼ばれるようになったのだろう。
 右の説明から,昔,この付近で酒づくりが行われていたことが判(わか)っています。しかし,御酒殿自体(じたい)は,酒づくりをした建物にしては小さく,酒の神をまつったものか,或(ある)いは菅原道真公(すがわらみちざねこう)をまつった建物だと考えられています。

 粕屋町教育委員会
 粕屋町文化財保護委員会

境内掲示板


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鳥 居:「天保六■■未十月」「三宮大神」「奉再建 ■■」
狛犬A:「参宮記念 同行三十二名」「昭和十二年二月」「博多 石工 堀善六」
本殿額:「玉依姫命」「神武天皇」「神功皇后」




福岡県糟屋郡粕屋町酒殿
December 30,2014

NIKON D3S



by sora07jp2000 | 2015-01-29 04:48 | 神社 | Comments(0)


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