2014年 12月 13日

水取宮跡 福岡県糟屋郡久山町猪野

毎年訪れている猪野川。
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そこにあった水取宮跡。
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水取宮跡
 水取宮は神功皇后が三韓遠征の際,皇后を守護した水を掌る神々を祀るために創建したと伝えられています。かつては供日田(くにちでん)に建立されていましたが,洪水の難があるとして文安五年(一四四八)宮園に移され,さらに元和三年(一六一七)この権現の地に遷つされました。明治時代の神社・仏閣合併合祀令により現在は天照皇大神宮に合祀されています。
 その昔,猪野の村内では井戸を掘ることが禁止されていたため,村内には二つの井戸しかありませんでした。天照皇大神宮御供井と水取神井です。井戸を掘ると必ず悪いことがあるとして村民は皆,川の水を汲んで日常に使っていました。この水取宮の井戸は毎年水取宮の祭日(九月十八日)に限って,朝四ツ時(十時)から昼七ツ時(十六時)の間,井戸が枯れて一滴も出なくなり,暮六ツ時(十八時)になると,清水が湧き出て井戸に満ちあふれたということです。
平成20年久山町教育委員会

懸社 天照皇大神宮 粕屋郡山田村大字猪野字別所
祭 神

 志賀三神,罔象女,住吉三神は字權現に村社水取神社として祭祀ありしを,明治四十三年八月二十五日許可を得天照皇大神宮に合祀す。
久山町指定文化財第3号
旧水取宮境内地のイチョウ
寸法 樹高 23.3m
   胸高周囲 4.6m

水取宮は元和3年(1617年)にこの地に遷宮し,明治43年(1910年)天照皇大神宮に合祀された。旧水取宮境内地のイチョウは,町内で最大で,多数の気根が見られ威風堂々とした趣を持つ。
平成10年10月23日指定
久山町教育委員会


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五穀神下宮
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福岡県糟屋郡久山町猪野
November 22,2014

NIKON D3S




by sora07jp2000 | 2014-12-13 06:02 | 神社 | Comments(0)


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